ここでは、債務整理の方法のうち個人再生の流れについて解説します。
１ 個人再生とは
個人再生とは民事再生法に定められた債務整理の手続きの１つです。住宅ローンがある方が住宅を手放さずに債務を返済していく場合等に非常に効果があります。個人再生の流れは他の債務整理手続き（破産・任意整理）等に比べて複雑なものとなります。
２ 個人再生の流れ
ご来所いただいてのご相談（無料）
個人再生手続が可能かどうかの打ち合わせ
- 住宅ローンの滞納の有無について確認
- 自宅に住宅ローン以外の抵当権がついていないかについて確認
- 今後の支払の見込み・履行可能性があるかどうか確認
- 住宅以外の財産の有無によって返済額が変わる可能性があるため、財産についての確認
- 個人再生の今後の流れについて確認
個人再生が可能と判断した場合、弁護士事務所から業者に対して個人再生をする旨の債務整理の受任通知を発送（債務整理の開始）
住宅ローン以外の業者への返済を一度ストップ
貸金業者から取引履歴が弁護士事務所に返送
申立の書類を作成（当初のご相談から申立までの流れで大体２ヶ月から３ヶ月かかることが多いです。）
裁判所に個人再生の申立
- 住宅ローンは継続して支払う必要があります。
- 裁判所から毎月数万円を積み立てるよう指示があります。（最後に同額が返金されます。）
再生計画案の作成・提出（弁護士事務所にて）
再生計画の認可（許可）
個人再生の許可によって減額された借金について返済
借金問題解決（債務整理終了）
ここでは、債務整理の方法のうち個人再生の流れについて解説しました。個人再生は複雑な流れの手続きですので、個人再生の手続きの流れの詳細、債務整理の詳細については弁護士等の専門家にご相談下さい。
