- 「自己破産をすると、人生が終わるのでは…」
- 「自己破産にはどんなメリットがあるの?」
- 「家族や仕事にどんな影響があるのか不安…」
借金に悩む方の中には、自己破産という言葉に対して強いマイナスイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
しかし、正しい知識を持てば、自己破産は人生を立て直すための有効な法的手段になります。
この記事では、「自己破産 メリット」「自己破産 注意点」「自己破産 影響」というキーワードを軸に、自己破産の本当の姿をわかりやすくご説明します。
このページの目次
自己破産とは?どんな制度?
自己破産とは、簡単に説明すると、裁判所を通じて借金をゼロにしてもらう法的な手続きです。
債務整理の中でも最も根本的な解決策であり、借金の返済がどうしても困難な場合の「最後の選択肢」ともいえます。
自己破産の最大の特徴は、すべての借金が帳消し(免責)になることです。
クレジットカード、消費者金融、銀行ローンなどの原則としてすべての借金が対象になります。
自己破産のメリット
1. 借金がすべてゼロになる(免責)
最大のメリットは、原則としてすべての借金の支払い義務がなくなる点です。
その後の収入は、すべてご自身とご家族の生活のために使えるようになります。
2. 取り立て・督促が止まる
弁護士に依頼して受任通知が送られると、債権者からの督促や電話、郵便などが即座にストップします。
精神的なプレッシャーから一気に解放されます。
3. 給与や財産の差押えも停止
すでに差押えを受けている場合も、手続きが始まれば差押えは一時的に中止されます。
生活の再建がしやすくなります。
4. 裁判所が免責を認めれば返済義務がなくなる
裁判所が「免責許可」を出せば、借金はすべて帳消しになります。
生活再建のための新たなスタートが切れるのが、自己破産の大きな利点です。
自己破産のデメリット・注意点
自己破産にはメリットだけでなく、一定のデメリットや注意すべき点もあります。
事前に理解しておくことで、後悔なく選択ができます。
1. 一定の財産は処分される
自己破産では、所有している高額な財産(不動産・高級車・預貯金など)は処分の対象になります。
ただし、生活に必要な最低限の財産(家具・衣類・日用品・99万円以下の現金など)は手元に残すことができます。
2. 官報に氏名・住所が掲載される
官報とは、国が発行する公的な情報紙です。
自己破産の申立てをすると、氏名と住所が掲載されますが、一般の方が官報を見ることはほとんどないため、実質的にバレることはほとんどありません。
3. 一定期間、新たな借入やクレジットカードが使えない
信用情報機関に登録されるため、約5~10年の間はクレジットカードやローンの利用ができません。
この期間中は、現金主義の生活やデビットカードの活用などが必要になります。
4. 免責不許可となる可能性がある
ギャンブル・浪費・詐欺的借入などが理由で借金が膨らんだ場合は、免責が認められない可能性があります。
ただし、多くのケースでは「裁量免責」が認められることが多く、あきらめずに弁護士に相談することが重要です。
自己破産の影響は?よくある質問
原則として、自己破産を理由に職場に通知が行くことはありません。
ただし、保証人になっている家族や同居人に通知が届くことはあるため、事前に弁護士と対応策を相談しましょう。
一部の資格職(警備員、保険外交員など)を除き、ほとんどの職業で不利益はありません。
自己破産を理由に会社を辞めさせられることはありません。
一定期間は信用情報に登録されるためローンが組みにくくなりますが、登録期間が終了すれば通常の生活が可能です。
結婚そのものへの制限はありません。
女性弁護士が丁寧に対応
自己破産も安心してご相談ください
「自己破産しか道がないかも…」
「でも、怖くて一歩踏み出せない…」
そんな不安を抱える方こそ、弁護士に早めに相談することが大切です。
当事務所では、札幌に拠点を置き、債務整理を得意とする女性弁護士が、丁寧にお話をお伺いし、最適な解決策をご提案します。
- 初回相談無料
- 分割払いOK
- 札幌を拠点に北海道全域対応
- 家族にバレないよう最大限配慮
まとめ
自己破産の正しい理解が、人生再建の第一歩
自己破産は、借金をゼロにして人生をやり直すための制度です。
手続きにはメリット・デメリットがありますが、正しい知識と専門家のサポートがあれば、不安なく進めることができます。
「一人で悩まず、まずは相談」――それが、再出発のはじまりです。