Archive for the ‘主婦・主夫の債務整理’ Category
【解決事例】パート主婦が家族に内緒で任意整理で解決した事例
本日は、パート主婦が家族に内緒で作った借金を、任意整理によって支払い可能な金額に減らして解決した事例を紹介します。
※プライバシー保護のため、事案は改変しています。
依頼者 |
Aさん(50代・パート主婦) |
相談内容 |
Aさんが夫に黙って借り入れた借金が4社で300万円にのぼっており、毎月の返済額は10万円ほどになっていました。 借金をし始めたのは生活費の補填のために行った8年前からで、パート代(10万円)のうち6万円は返済に充てることが可能でした。 借金の返済のために新たな借り入れをしている状況になっていたため、何とか返済の道筋をつけたい、ということで当事務所に法律相談をいただいたのです。 なお、家族には絶対に内緒で解決したい、という強い意向がありました。 |
解決までの流れ |
当事務所は、家族には絶対に内緒にしたい、Aさんの強い意向を受け、任意整理での解決ができないかと検討しました。 借金の解決方法には、任意整理だけでなく、個人再生や自己破産がありますが、これらは裁判所の手続であるため、同居の家族に内緒で行うことのできる手続ではありません。 任意整理は、弁護士と借入先との交渉であるため、家族に内緒で借金問題を解決することができるのです。 しかし、任意整理をする場合は、依頼者が支払うことのできる原資と、債権者の性質や借入年数・借入金額を丁寧に検討しなければなりません。 |
結果 |
Aさんは借入期間が8年間であり、借入先も当社のこれまでの実績から任意整理に応じてくれる業者であったため、月々6万円の返済ができる場合には、任意整理が可能であると見通しました。 そのため、Aさんから任意整理の依頼を受けて交渉した結果、すべての債権者との間で元金のみを5年間で返済する協議がまとまりました。 その結果、毎月利息も含めて10万円以上支払っていた借金が、月々6万円の返済で5年後に借金返済が完了する見通しがついたのです。 |
コメント |
当事務所は、依頼者の皆様の意向を最大限尊重した解決を目指しています。 Aさんの要望は、家族に内緒で解決したいというものだったので、この意向を尊重して、任意整理で解決することとしました。 |
当事務所は、依頼された事件を解決するだけでなく、依頼者の皆さまの意向を尊重することを心がけて法律相談にあたっています。
借金問題・債務整理の法律相談料は無料となっておりますので、初めての方でも遠慮なくご相談ください。
法律相談は事前予約制ですので、電話(011-281-4511)、WEBフォームからお願いします。
【解決事例の紹介】兼業主婦が個人再生で債務を圧縮して解決した事例
今回の記事では、最近、当事務所が解決した個人再生の事例を紹介します。
当事務所は、任意整理、個人再生、自己破産といった債務整理を解決する方法の中から、依頼者の皆さまの状況に応じてベストな解決策を選択していますが、自己破産はなるべく避ける、という方針のもと、個人再生を選択するケースが多いのが特徴です。
個人再生は裁判所の申立件数が自己破産に比べて少ないのですが、当事務所は個人再生に特に力を入れており、難しい個人再生事件を数多く解決してきた実績があります。
今回は、兼業主婦の依頼者の個人再生事件の解決事例を紹介します(プライバシー保護の観点から事案は抽象化しています)。
【目次】 1.事例の紹介 2.小規模個人再生を解決方針として選択した理由 3.解決までの流れ 4.依頼者からの声 5.法律相談のご案内 |
1.事例の紹介
依頼者のXさんは札幌市内の中小企業で働く兼業主婦で、同じく会社員のご主人と賃貸マンションで2人暮らしでした。
財産は夫婦それぞれで所有する2台の車ですが、ご主人名義の車は150万円ほどの価値がある一方、Xさんの所有する軽自動車は40万円ほどの価値しかありませんでした。
若い時に浪費で作った借金をご主人に言えないまま借りたり返したりを繰り返すうち、借金額が800万円まで膨らんでしまい、自分では返すことができない状況になってから当事務所へ相談に来たのです。
Xさんの気持ちとしては、借金は返したいが今の借金額だと難しい、また、ご主人に迷惑をかけたくない、というものでした。
2.小規模個人再生を解決方針として選択した理由
Xさんの法律相談を受けた当事務所はXさんの状況を詳細に聞き取った結果、今回は小規模個人再生で解決するのがベストだと判断しました。
小規模個人再生手続とは、借金自体を5分の1~10分の1まで減額して、減額後の借金を3年間で均等分割する手続です。
小規模個人再生手続がベストと判断した理由は、Xさんの借金額は800万円にのぼっており、任意整理では毎月の返済額が大きくなりすぎること、一方で自己破産をしてしまうと所有する車を失ってしまうリスクがあったからです。
なお、個人再生には小規模個人再生(借金の減額に債権者の過半数の同意が必要な手続)と給与所得者再生(借金減額に債権者の同意は不要ですが、一般的に借金の減額の効果が少ない手続)の2種類がありますが、今回のXさんの債務者を調査したところ、過去に小規模個人再生をとった場合に反対した債権者がいなかったからです。
この部分の判断が最も重要で、個人再生手続で反対するリスクのある貸金業者・銀行がある場合には、同意にかかわらず手続を進めることのできる給与所得者再生をとった方が良い場合があるのです。
ここでの検討は、個人再生手続を多く手掛けてきた当事務所が大きな強みを持つ部分です。
なお、Xさんの、ご主人に迷惑をかけたくないというご不安についても個人再生で配偶者に迷惑は原則としてかからないことを説明し、ご主人の理解を得るようにアドバイスを行いました。
その結果、Xさんはご主人の理解も得たうえで、個人再生を進めていくことを決意しました。
3.解決までの流れ
当事務所はXさんから依頼を受けることになり、受任通知をすべての債権者に郵送しました。
これによってすべての借金の返済をいったんストップすることになります。
なお、当事務所の弁護士費用は分割払いが可能であり、債務整理中はすべての債権者の支払いを停止するので、代わりに弁護士費用を支払っていただくこととなります。
その間、当事務所は、Xさんと協力して個人再生に必要な申し立書類を準備して個人再生手続の申し立て準備を行いました。
個人再生は裁判所の手続なので、給与明細や住民票など多くの書類を集めなければなりません(必要書類は当事務所から案内します)。もっとも、必要な書類等のご案内は当事務所がすべてサポートさせていただきます。
その結果、依頼から半年の段階で、弁護士費用の支払いを終えて裁判所へ個人再生を申し立てました。
当事務所は裁判所の手続中も裁判所とのやり取りをサポートし、裁判所から認可決定を受け、Xさんの借金は160万円まで減額されました。
Xさんは今後、160万円に減額された借金を、3年間にわけて1月あたり約4万5000円ずつ支払っていくことになります。
4.依頼者Xさんからの声
今回、借金の返済がにっちもさっちもいかなくなった段階で道民総合法律事務所の川崎先生へ相談することになりました。 |
5.法律相談のご案内
当事務所は、北海道、札幌にて借金、債務整理に特化した法律サービスを展開しており、皆さまが安心して法律相談を受けることのできるように、無料法律相談を実施しています。
通常の法律相談は平日10時~18時となっておりますが、8月28日(土曜)午前9時30分~12時は土曜法律相談を予定しています。
借金、債務整理の法律相談は事前予約制となっておりますので、電話(011-281-4511)、WEBフォームから、ご希望の予約日時とともにご予約くださいますようお願いします。
【兼業主婦・個人再生】500万円の借金を100万円まで減額して生活を立て直した事例
【依頼主】 40代 女性
【相談前】
依頼者は会社員として勤めながら主婦業もこなす兼業主婦でした。しかし、子どもが生まれたときに一度、仕事を辞めたとき、生活費が足りなくなったことから借金をはじめてしまったのです。それ以降、借金を返すために借金を繰り返し、気付いたときには6社から約500万円の借金をしていました。何とか借金を返すために会社員として再就職をしましたが、それでも借金の利息を返すだけで精一杯であり、何とか借金を返す目処を立てるために当事務所に相談に来られたのです。
【相談後】
当事務所の無料法律相談の結果、依頼者は正社員として勤務しており安定した収入があり、少しでも借金を返したいという強い希望がありました。一方で、子どもの学費や一家の生活費を考えると、任意整理では月々の支払が多くなりすぎて難しい見通しでした。当事務所は、個人再生により借金を減らして3年間で返す方法を提案しました。個人再生とは、裁判所を利用した債務整理手続の一種ですが、自己破産ではありません。個人再生手続を利用すると、借金を圧縮して返済計画を練り直すことができ、今回のケースでは500万円の借金が100万円まで減額できると見通すことができました。そこで、個人再生手続によって債務整理を行うことにしたのです。当事務所は個人再生手続で必要となる多数の書類をリストアップして依頼者に準備を依頼し、依頼者の協力の下、スムーズに個人再生手続を進めることができました。なお、弁護士費用は半年間の分割払いにより、月々約5万円の支払により無理のない範囲で支払を行っていただきました。その結果、裁判所の個人再生手続は成功し、500万円あった借金を100万円まで減額し、最終的には月額2万8000円の支払にて解決することができたのです。
【川崎 久美子弁護士からのコメント】
個人再生手続は、自己破産を回避する一方で、借金自体を大幅に減額できる手続です。そのため、メリットも多いのですが、最低弁済額の計算(どこまで借金を減らせるか)や複雑な手続進行(小規模個人再生/給与所得者等再生という2種類の手続選択)という問題があり、個人再生手続に精通した弁護士でなければスムーズに進めることが難しい手続でもあります。当事務所は、これまで数多くの個人再生手続を成功させてきた実績があり、この分野においてノウハウと経験を有しています。個人再生手続を含め、どの手続をとるかは依頼者のそれぞれの事情によりますので、お困りの方は当事務所の無料法律相談をご利用下さい。
【専業主婦・任意整理】夫に内緒の借金を任意整理によって解決に導いた事例
【依頼主】 50代 女性
【相談前】
依頼者は専業主婦でご自身の収入がありませんでした。一方で、夫が会社員でしたが、転職によって収入が途絶えた時期があり、その時に借金をしてしまったのです。その後、借金は4社にまで増え、総額は200万円近くになっていました。依頼者は、家族に借金問題を打ち明けることができず、当事務所に相談に来たのです。
【相談後】
借金の原因は様々であり、家族にすら言えないデリケートな問題です。当事務所は、夫には借金問題を知られたくないという依頼者の意向を最大限に配慮する方針のもと、任意整理による解決を検討しました。そこで、弁護士が任意整理を前提に月々の返済計画を予め試算したところ、家計の余剰から支払うことができることが予測できました。そして、依頼者は夫にだけは借金問題を打ち明けることができない深刻な理由があったことから、任意整理による解決がベストだったのです。幸い、長期分割の返済交渉に成功することができました。当事務所は、これまでの長年の実績から、債権者の対応・長期分割に応じる可能性を熟知しています。今回の依頼者は、高い可能性で任意整理を解決出来る見通しがありました。そして、当初の見込み通り、依頼者は家計の範囲内で任意整理によって、夫に知られることなく借金問題を解決することができました。
【川崎 久美子弁護士からのコメント】
当事務所では、家族や勤務先に知られたくないという依頼者のご意向に最大限配慮した対応を行っています(例えば、郵便物を郵便局留めにしたり、事務所に取りに来てもらうなどの御要望を承ります)。法律相談は完全個室で最大限のプライバシーの配慮のもとで実施します。家族に言えない借金問題の悩みも、当事務所が解決するために最大限協力致します。借金問題でお悩みの方は、当事務所の無料法律相談をご利用下さい。